＜罪の声＞小栗旬と星野源熱演　グリコ森永事件がモチーフの事件の真相に迫る　

歴史上初の劇場型犯罪「ギン萬事件」を追う記者（小栗旬）と京都でテーラーを営む男（星野源）が自分が小さい頃にギン萬事件にかかわったことがわかり、真実に向き合っていく物語。

ギン萬事件とは・・・
複数の食品メーカーを狙った脅迫事件で、未解決のまま事項を迎えてしまった事件
製菓会社の社長誘拐発端に、複数の食品メーカーを脅迫し、毒入りの菓子をばらまいた事件。
身代金の要求はあったものの、受け渡し場所には誰も来ないという不可解な点もあり、
未解決事件となってしまった。
犯人たちは、当時仕手という株価操作で、金銭を得たということがわかった

京都でテーラーを営む曽根はある日、子供とクリスマスツリーを飾っていた。
だが、壊れているものが少しあり、家の中にある箱の中を探っていたら、古いテープレコーダーが出てきた。

懐かしさで、引っ張りだし、音声を聞いてみると、そこには、昔世間を騒がせていたギン萬事件で使われていた子供の声が聞こえてきた。

俺の声だー。

当時子供だった自分の声が知らない間に犯罪に使われてしまった…。
罪の意識が強くなり、曽根は、自分の過去自分の父親の過去を調べていく。
すると、ギン萬事件に父親ではなく叔父が関わっていたこと判明するのだった。

一方で、昭和・平成の未解決事件を追う特別企画班に選べれた阿久津英士は、ギン萬事件を調べていたのだった。
そして少しずつ当時の事件内容にたどり着いていく。

事件の真相は、
金儲けのために、社長を誘拐するという事件を起こした犯人グループ。
当時、海外で起きた誘拐事件を模倣する事件だったが、身代金の分配で揉める。

そして、青木グループに生島は殺されてしまう。

生島家族は夜逃げ同然で曽根達雄たちの助けで逃げたけれど、途中で青木グループに捕まってしまう。
そして、子供たちは監禁状態で、青木グループで、働かされ、
生島望（娘）は、逃げるが、キツネ目の男に捕まり、殺されてしまう…。
そんな壮絶な人生が真実だったのだ。

そして、生島聡一郎は、姉が殺されたあとも、青木グループで働かされ途中で、兄のように慕っていた津村に放火を一緒にさせられ、共犯となり、逃亡したのだった。
生島聡一郎は青木グループから警察からも逃げ回る人生を過ごしたのだった。

その真相をすべてしった曽根は、最後に自分にはどんな人生だったのかと振り返る。

子供の声の1人は、曽根俊也ということがわかっています。
あとの２人はいったい誰だったのか。

犯人グループのメンバーである生島秀樹の娘・望と息子の聡一郎の声だということがわかっています。

生島秀樹は、元警察官でヤクザと繋がっていました。
そして、今回の事件に参加し、娘と息子の声を使って、実行しました。
ただ、青木とぶつかってしまい、生島は青木に殺されてしまいました。

その後、母・娘・息子は警察へタレ込まないように青木の建設会社へ連れて行かれ、
監視の中生活を始めるのです。

どんな悲惨な日々だったのでしょうか。
母は家政婦のように使われ、娘と息子は学校にもいくことを許されず、部屋の中で大人しく過ごす日々、、
それはとんでもない生活だったと思います。

生島秀樹の娘は、その後逃亡を企てるのですが、きつね目の男（ハヤシ）につかまってしまい、
殺されてしまうのでした。

息子は、それでも生き延び、ある日建設会社で兄と慕っていた津村とともに、会社に放火して逃亡します。

そこから、逃げ続ける日々を送るのでした。